５時間目「Fama volat」

あらすじ

　学園に侵入者あり。

　その名はアルベール・カモミール、ちょっと小者な下着泥棒のオコジョ妖精で、ネギとは旧知の仲。

　ネギに取り入る一環でパートナー探しを（勝手に）請け負ったカモが目をつけたのは宮崎のどか。

　もう少しでパートナー成立というところまで事態を運ぶカモだったが、最後はあえなくアスナに潰されるのであった。

評価

　★★☆

感想

アスナの誕生日、終わり（笑）

　ネカネがネギに手紙を出したのは、４月２１日、アスナの誕生日も、４月２１日。
作中では誰も祝っているフシはなかったから、せめてここで祝っておこう。
アスナ、１４歳の誕生日おめでと〜！！
・・・あー、なんか虚しくなってきました（＾＾；）

　今回のトピックスはカモ君初登場ということで、その声も判明したのですが・・・なんだ男か（笑）
予想外れました。
とはいえ声自体には、特に不満があるというわけでもなく。
レギュラー化が羨ましいぜ（何の話？）

　内容は原作１８〜１９時間目の再構成ということで、イキナリすっ飛ばしてきました。
とはいえ、カモが出てくるとわかっていた時点で全くの想像の範囲内だったので、さしたる混乱もなく。
あえて文句をつけるなら、２話連続でお風呂はどうよとか、間に入っていたクラスメート編はどう扱うつもりなんだとか、些細なことです。
・・・間に入った話が好きな人にしたら些細じゃないな（＾＾；）
ちうの話は是非どこかに入れていただきたいです。

　話題が逸れました。
カモ君登場→のどかとの仮契約未遂という展開で、話自体は原作に準ず。
但し、一気に話をすっ飛ばしたことで、のどかのネギへの想いの成長は駆け足気味。
そのために（アニメの）１〜４話では、彼女の内面描写は細かく行われているのですが、問題は、それが功を奏しているかどうかということです。
一応しっかりとした手続きを踏んでいるので、演出的には問題ありませんが・・・
ちなみに、次回予告が一番面白かったです。

　一部亜子と裕奈のセリフが入れ替わっていたり、はたまた座席がメチャクチャだったりと、大チョンボもあったりするのですが、前者はともかくとして、後者に目くじらを立てるのは原作に拘泥しているとも言えますまいか・・・・いや、ここは拘るべき点でしょうか。
微妙。
ここまで強引に皆勤だったさよも見る限りでは連続出場が途切れ、タカミチは原作通り出番がなくなり（笑）、いよいよ読者が増え始めた頃の作品世界、つまりエヴァ編に突入していくことで、生徒の多さをアピールするよりも、キャラ一人一人に焦点を絞っていかざるをえない展開になっていくはずなのですが、アニメではどうなりますかね。

オープニング

　前情報として知ってはいましたが、ホントにオープニング変わりました。
絵は一緒で変わったのは曲のアレンジと歌っている人です。
これでシングル６枚出すのは勇気ある行動というべきか（苦笑）
個人的にくぎみんが入っている月なので要チェックで。
でも実は、前回までのアレンジの方が好きだったりします。
※今更補足ですが、「くぎみー」とか「くぎみん」は出席番号１１番、釘宮円のことです。

Aパート

オコジョ侵入

　次回以降数話に渡ってキーキャラクターになると思われるエヴァンジェリンから話はスタート。
屋上でボーっとしていたところ、学園内への何者かの侵入を感知。
その侵入者こそ、今回のキーキャラクターかつ、今後そこそこ重要な役割を果たすことになるオコジョ妖精のアルベール・カモミールです。
何故エヴァンジェリンが侵入者を感知できたり、学園長とかかわりを持っていたりするのかということについてわかるのは、もう少し先の話。
・・・って、このサイトでこんなこと書いてもしょうがないな（＾＾；）

のどか救出

　１時間目のデジャヴのごとく、大量の本を抱えて躓くのどかを魔法で助けるネギ。
再び助けてもらったのどかはネギに礼を言い、更に何か続けようとしますが、これまた１時間目を反復するように、アスナが邪魔に入ります（当然意図的ではない）。
それにしてもですよ、アスナ、下から出てきました。
今回は絵は良いのですが、細かい点で動かし方や展開に不満があります。
そんな注文をつけたくなるまでに、全体的にクオリティがあがってきたということで・・・いいのかな？

ネカネの手紙１

　ネカネ（ネギの姉）からネギ宛に手紙が届きました。
「アスナさんとお姉ちゃんは似ている」とネギは言うものの、実際には似てないんじゃないかとも言われていたりするアニメ版ですが（笑）、アスナの「コイツ、お姉さんが私に似てるって言ってたけど、私もこんな風に見えてるってこと？」というモノローグを入れることでカバーしてきました。
原作の方でも、２人が似ていることに関してのネタばらし（理由なく似ているという可能性も無きにしも非ずですが、作品の性質上、何か裏があると考える方が自然）がまだなされていない以上、今回のようなカバーで、一応納得することはできます。
うまい補足の仕方だと思いました。
　それと、前回の次回予告の項にも書きましたが、ネカネさんはかわいいです。

「ネギ先生って、実は王子様なんやってー」

　裕奈関西弁。
「じゃあ、ネギ先生と結婚したらプリンセス！？」
亜子、標準語の上にちょっと声低め。
見事に二人の声が入れ替わっています。
なんだったんだろう、あれは（＾＾；）
きっとテレビ放送時しか見られない光景なので、気になる人はチェックされたし。

えー、王子の方がもえるのに

　今回のハルナの迷言。
発音は「燃える」なのに、話の流れだとどう考えても「萌える」。
いや、ハルナ的には燃えるのか？（笑）
その後の、「萌えは個人の主観によるものです」との夕映の発言も名言。
やっぱり夕映はこのトーンが良いですね。

ネギ入浴中

　ああ、風呂嫌いの設定が・・・（＾＾；）
しかも自ら大浴場に入るのはどうかと思いますが、どうか。
部屋の風呂には意地でも入りたくないから、せめて楽しそうな大浴場で・・・という解釈なんだろうか。
それはそれでやっぱりどうかと思いますけど。
展開を一気に端折ろうとすると、やはり無理が出てくるものなのか。

オコジョ乱入

　アスナとカモの対決が、やや迫力不足でした。
それと、くぎみーの出番が後ろ向きで脱がされる場面だけだったのが不満です（笑）
他に留意しておきたいのは、「毛深くて長いもの」が苦手な史伽的に、あのオコジョはホントに「カワイイ」のかということぐらいでしょうか。

オコジョ喋る

　タバコに議したチョコを手に自己紹介をするカモ。
いや、ケムリ出てますけど。
小者っぽい声は、カモによく合っていて気に入ってます。
　ネギに一つツッコみたいのは、「こないだの手紙の返事も、書いてなかったし」と言うほどに、時間が経ってはいないだろうと。
って言うか、貰ったの今日じゃん！みたいな（笑）
こうなった理由は想像つきますけど（原作通りのセリフに、原作とは違う展開）、やっぱりちょっと変です。

Bパート

席違う

　授業風景、いつもと少し違うのは、ネギの気持ちと、座席。
もはや原作に合わせようという意思は微塵も感じられない配置になりました。
アニメの２−Aは席替えをするのだと、解釈することにします。
これはこれで新鮮だとも言えますし。
さよの席が空席なら、特に何も言うことはないっす。
笑顔を見せる刹那と真名も、容認です。

「今日は夕刊の配達も手伝わなきゃならないのー！」

　授業が終わり、猛ダッシュで寮に戻るアスナが口にしたセリフ。
そんな誰もついていけないスピードで走りながら、誰に説明してるんじゃい（笑）
ある意味、今回最もツッコみ甲斐のある場面でした。

不良にからあげ

　ひとまずカモの、「なんともイカす先生っすねー（しずな先生のこと）」には同意しておくとして、まさか例のス○夫とジャイ○ン（っぽいの）をアニメ化するとは思いませんでした（＾＾；）
で、前者が赤髪なのが、ツボでした。

ネギとのどかがいい感じ

　このあたりの場面は、非常にツッコみ難いのでひとまとめで。
まず、のどかが可愛く描かれてます。
そして、ネギも可愛く描かれてます（ぉぃ）
このアニメのキャラクターデザインは、例えば魔法陣が展開されている時のような、「明るさ」が強い場面でよく映えます。
ここは、今回の話の中で一番盛り上がる場面なので、そこをしっかり見れるものにしてくれるのはありがたいことです。
　ただ、もう少し話が進むまで、イイ関係になるたびにアスナの邪魔が入るのは、誰のためにもならないので（笑）この手の話はそう連続させるものではないと思います。

カモ語る

　森本レオ調で語り始めたのに笑いました。
そして、端々に小者っぽさがにじみ出ている点も良し。
これは中の人（声優）の勝利だと思います。
絵の方も、オコジョはしっかりと描かれているし、文句無しです。
唯一にして最大の問題は、個人的にカモはそれほど好きな部類に入るキャラクターではないということだったりするのですが、それは言いっこナシってことで。

次回予告

　なんでやねん。

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