10時間目「バカレンジャーと秘密の図書館島〜期末テスト大作戦その4〜」



あらすじ

 バカレンジャー一行は、まき絵を救出し、さらに、メルキセデクの書の奪取にも成功する。
追いかけてくるゴーレムから逃げる途中、なぜか立ち塞がってくる問題を解きながら進み、もう少しで出口と言うところで、一行はエレベーターの重量制限に引っかかってしまう。
ゴーレムに追いつかれ、にっちもさっちもいかなくなった一行は、せっかく手に入れたメルキセデクの書を投げ捨て、地上へと脱出するのであった。
テストは明日、どうするどうなるバカレンジャー。



評価

★★★(次回への危惧が半分)



詳察

 今週の扉絵には、ついにネギの情報がたっぷりと。
嫌いな物:一人で寝ること。
やっぱりそうだったんだ。
アスナも気の毒(?)に。
ついでに、魔法学校の正式名称が明らかになりました。
メルディアナ魔法学校というそうです。
おまけにネギは、主席卒業だと。
どうやら、魔法使いの皆がみんな、ネギみたいに頭が良いわけではないようです。
ネギには、何となく落ちこぼれのイメージがあったため、意外でした。
そろそろ内容に入りましょう。

 ゴーレムに捕まってしまったまき絵。
ゴーレムに魔法を使って対抗しようとするが、魔法の封印がまだ一日分残っているため、当然のごとく、その効力は発揮されない。
おまけに、魔法の存在を知らないアスナ以外のバカレンジャー一行には、何のことだかわけがわからずし〜んとしてしまいます。
魔法が発動せずにほっとしているゴーレムがちょっと微笑ましいです。
しかしこのゴーレム、操縦者のキャラが色濃く反映されてるため、助平です。
いえ、誰とは言いませんが(笑)。

 ゴーレムに、試験には間に合わないと脅されると、まき絵がつかまっていて気が立っているネギは、また魔法のことをモロに言ってしまいます。
やっぱり皆訝しがりますが、アスナが何とかフォローしてくれます。
で、ネギはあすなに感謝するんだけど、その感情はアスナにとってはありがた迷惑でしかないらしい。
まあ、彼女はそういうスタンスなんだからしょうがない。

 とにかく、何が何でもあきらめたくないバカレンジャーは、逃げながら出口を探す策にでる。
ここで夕映が、ゴーレムの首にメルキセデクの書が引っかかっているのを発見する。
トラップと一緒に宝まで落ちてくるなんて、なんてずさんな管理体制なんでしょうか(笑)。
ちなみに、夕映が指摘する時に、何か飲み物を飲んでいますが、私には解読できませんでした。
追って報告します。

 高らかに魔法の書の奪取を宣言したバカリーダーこと夕映ですが、当然本人は動かず(笑)、ピンク(まき絵)とイエロー(古菲)とブルー(楓)を使います。
実は中国武術研究会部長だったイエローの突きがゴーレムに炸裂し、蹴りで腕をひるませたところを、鮮やかに楓がまき絵を取り戻し、そのまき絵はリボンで魔法の書をからめ取ってしまうという、チームワークのよさを見せます。

 本を奪ってしまえばこっちのものとばかりに、夕映は素早く地底図書室からの脱出口を発見します。
魔法の本の効力(?)で、出口への道をふさぐ問題を次々と解いていくバカレンジャー。
問2の数学の問題は、中2レベルを超えてます、多分。
これも、楓がクリア。
どうやらアスナは解けなかったよです。

 順調に進むかに見えましたが、脱出行の途中で夕映が足をくじいてしまいます。
ネギは、自分が夕映をおぶって脱出しようとしますが、疲労した足腰がそれに耐えられずに、結局楓に任せてしまいます。
本当は、ここでネギにおぶって行ってほしかった。
そっちの方が、恋愛関係複雑になりそうだし(笑)。
というのは冗談で、本当にこのシリーズ、ネギの活躍が目立たないんですよね。
ひとつ格好いいところを見せてほしかった、というのが本音、ということにしておいてください。
確かに、普段から魔法に頼り切っていたネギには、ちと荷が重すぎたかもしれませんね。
これを機に、自主的に魔法に頼らない生活に切り替えてほしいものです。

 ゴーレムをどんどん引き離し、相当らせん階段を上ると、地下30階で夕映の携帯のアンテナが立ちます。
超高性能携帯電話です(笑)。
それはそうとして、ここでようやく、地上への直通エレベーターを見つけます。
急いでエレベーターに乗る一行ですが、悲劇の重量オーバー。
女性陣の悲痛な叫びが、リアルに聞こえてきます(笑)。
少しでも重量を軽くするため、次々と服を脱ぐ女性陣の中、ネギは脱ぎません。
と言うよりは、必死な女性陣を見て呆然としているうちに事態が進行している感じですが。
結局、女性人は下着の下だけしかつけてない状態まで脱いでしまいますが、重量オーバーは解消されません。
ここで、ついに追いついてきたゴーレム。
ネギは、ゴーレムと対峙する決意を胸に、エレベーターを飛び出します。





・・・が、アスナに引き戻されてしまうのです。
この辺は、微妙ですね。
このままネギ抜きで脱出するという選択肢もあったかもしれません。
エレベーターは戻ってくるんだし。
ネギ、男になれず。
無念です。

 とは言え、ネギを連れ戻したアスナ。
重量オーバーを解消するために、超重量のメルキセデクの書を、エレベーターの外に放り出します。
確かに、魔法の書で最下位を脱出しても、ネギやバカレンジャーのためになりませんからね。
ネギ抜きの脱出との二者択一ならば、こっちで正解だったかもしれません。
この辺は、本当に微妙ですね。

 何はともあれ、脱出に成功したバカレンジャー一行。
試験は明日だバカレンジャー。
明日はどっちだバカレンジャー。
まずは制服取り寄せてから考えましょう(笑)。

 てなわけで、次回へ続くのでした。
このシリーズ、私が前回危惧したとおり、ちょっと長すぎるように感じます。
それも次回の内容次第ですが、あんまりいい予感はしない、と言うのが現実です。
今回のストーリーだけに関して言えば、ネギが、魔法を封印した状態で男を上げることができなかったのは、ちょっと残念です。
上にも書きましたが、魔法に頼らなくても、立派なイギリス紳士としていられるように、頑張ってほしいですね。
何もかもを魔法に頼ってばかりでは、マギステル・マギへの道も遠いでしょうから。

 来週はネギま!は休みで、再来週に次の回が載ります。
パワー切れしないことを祈っています。

 余談ですが、早くも第2回人気投票を開催するそうです。
前回は投票できなかった(と言うか、存在を知らなかった)ので、今度はクギミーに投票します。
1ランクでも上がってほしいですね。
また、トップ争いは、アスナとまき絵のガチンコ勝負になりそうですね。
予想としては、あすなが1位になると思いますが。
これは見ものです。

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