116時間目「すすめ決勝! すすむ陰謀」


あらすじ

 ネギ渾身の一撃は刹那へと届き、彼はクウネルとナギの待つ決勝へと駒を進めた。

 学園の地下深くに潜入してチャオの捜査を行っていた美空は、チャオ制作のロボット倉庫と化していた過去の魔法使いの遺跡に辿り付き、そして何かを見つけた。

 チャオは、じきに学園側の魔法使いの手が迫ってくることを悟り、ハカセに退去を促す。

 まほら武道会もいよいよ決勝戦、バラバラのエピソードが今、収束しつつある。


評価

 ★★★☆


感想

 ラーはないけど巻頭漫画のネギま!116時間目です。
グラビアがあると、巻頭は必ずしもカラーである必要はないんですね……元ジャンプっ子としては、盲点でした。
マガジンは純粋に人気順で掲載されているわけではないそうですが、それを差し引いても、今は編集部からも強烈にプッシュされているのが感じられます。
漫画と漫画の間の広告(?)にも、ネギま!の絵が使われてるのが多いような気がしますし(^^;)

 容に入りましょうか。
最後の一撃に勝負を賭けた二人、軍配はネギに上がりました。
決勝進出を決めたのは、ネギ・スプリングフィールド。
結果は……前回からほぼ織り込み済みではありましたが、豪徳寺君による解説を律儀に入れるあたりが、この作品の親切なところです。
出番があってよかったね、豪徳寺君。

 那はネギのカウンターがてきめんに効いたのか、あるいは、エヴァ戦からの疲労が蓄積していたのか、気を失い、倒れます。
ほどなく目を覚ました刹那がネギに言ったのは、決勝では、他の事を考えずに、ただ戦いに向き合えばよいということでした。
彼女は、決勝戦がネギにとってはボーナスステージに過ぎない(というのも変ですが)ことを知っています。
この武道会を通して、クーフェが、エヴァが、楓が、アスナが、そして刹那が伝えたいことは、ほとんど全て、ネギに届いたはずです。

 れはそうと、ここ最近のこのかの放置っぷり(出番の少なさ)は凄まじいと思いました。
絶対わざとだと思います。
彼女の出番は後々必ずあるので、ここで敢えて出すまでもないということなのかもしれませんが、そうであればあるだけ、キャラクターに出番を与えるのは大変なことなのだというコトがわかるというものです。

 ギ先生の勝利に沸く屋根の上のクラスメイトたち。
少しは同じクラスメイトのせっちゃんを心配してあげてください(笑)
亜子は流石です。
美砂の「みんな静かにッ 隠れて!」のセリフの面白さは、円のツッコミよりも、屋根の上のどこにも隠れる場所などないという点にあると思いました。

 いを見守った実力者たちは、コタローを玩具にしながら雑談。
コタローは本当にからかい甲斐のあるわんこです。
……じゃなかった。
つまり、クウネルの正体を未だ知らないコタローというのはここでは読者視点で、クウネル、楓が今後の展望を解説する役割を持ち、クーフェはその中間に位置しています。
クウネルの言葉から、読者は決勝戦がどんな戦いになるのか、ある程度はっきりとイメージすることができるようになったのではないでしょうか。
これだけはっきり示されてしまうと、実はミスリードで話はとんでもない方向に進んでいくのではないだろうかとか穿った考えを持ったりもしてしまいます(^^;)

 に追い立てられての結果とは言え、実は前進してた美空(とココネ)。
壁走りとかルパンみたいなことをやらかしながら、なんだかんだでかなり深いところまで潜り込みました。
なにげに彼女が親の意向で仕方なく魔法使いやってるとか説明臭いセリフがあって、「どんな親じゃい」とか適当にツッコミを入れながら読んだりしてましたが、地底図書室のような場所で何かを発見してしまった二人に迫る怪しい機械。
美空たちは何を見つけたのか、背後に落下した影は何なのか……。
メインエピソードにするには弱いけど、脇を固める筋としては十分に面白いと思います。

 決勝中にネギの過去が吹聴された理由についても、説明がなされました。
チャオのセリフから類推できるのは、やはり少なくともネギに対してだけは、悪意はないということです。
作者側も、単純に悪者として描くつもりはないようなので、安心しました。
クウネルがネギの父であるナギの意向で動いているとするならば、果たして自称ネギとの血縁であるというチャオは、誰の意向で……いや、どんな意図で動いているのか。
とりあえず、学園からのペナルティは、全く意に介していないようです。

 て。
今大会何度目かの会場の修繕も終わり、大観衆が見守る中、いよいよ決勝戦がはじまります。
全ての視線が決勝の会場に注がれているのかと思いきや、茶々丸は千雨のことが気になるのか、一人(人?)視線が違います。
当の千雨は、やはりネギが気になるようで、ネギ登場直前のコマでも、彼女の(多分)心配そうな、それでいて期待しているような表情が映し出されています。
今更ですが、この大会でネギの事を一番ハラハラしながら応援していたのは、彼女だったのでしょうね。

 10年前、クウネルが友人と交わした約束を果たす時が、やってきたようです。
次の戦いは、ネギに何をもたらすのか。
ネギは父を越えられるのか。
注視しましょう。


課外授業多いよ

・刹那「今日はちょっと色々あって 少し疲れました」・・・周囲にだけ、桜は舞う。
・刹那「ス――‥」・・・寝。
・亜子「桜咲さん大丈夫かなー」・・・最後の良心だよこの子はw
・美砂「ハッ みんな静かにッ 隠れて! 見つかったら追い出されるよ!」・・・テンション高いなぁ。
・円「もう遅い気がしないでもないけど」・・・うん、遅いね……。
・豪徳寺「ようやく解説らしい解説が‥‥ありがとうネギ君」・・・おめでとう薫君。
・小太郎「気持ちと身体がうまくハマッとったみたいや」・・・そういうものらしい。
・クウネル「今の一撃だけを見れば 君の上を行っていたかもしれませんね」・・・弄る。
・クウネル「冗談ですよ ネギ君は正直に言って まだまだ‥巣立ったばかりの雛鳥にすぎません」・・・この人絶対総攻め。
・クウネル「我が友からの10年来の頼み‥‥いえ 約束でしてね」・・・ようやく果たされる時。
・クーフェ「ん‥‥ お? お? 痛くないアル 治たアルか!?」・・・簡単に治した。
・クウネル「フフ‥私の趣味は 他者の人生の収集でしてね」・・・誰もが思った、『悪趣味だ』と。
・クウネル「10年間 この場で食っちゃ寝していた甲斐もあったというものです」・・・他者の人生の前に、自分の人生を見つめ直すべきだと思った(笑)
・刹那「先程はああ言いましたが‥‥」・・・「ああ」=114時間目の、みんながネギのことを気にかけていることを忘れないで、というくだり。
・刹那「この先 決勝戦の15分間は‥‥あなただけの時間です 今だけは全てを忘れて‥‥舞台に上がってきてください」・・・矢先にこういう例外があるのは、ネギの教育上好ましくないと思った。ネギも全部真に受けないといいけども。
・美空「な な 何で学園の地下に こんなアクションゲームの中ボスみたいのがいるわけ―――――――っ!?」・・・麻帆良学園ですから。
・美空「ずわちゃちゃちゃちゃ―――ッ」・・・ルッパーン!
・美空「こんな若き身空で死んじゃったら‥」・・・突っ込まんぞ。
・美空「あれ? 今上手いこと言った?」・・・山田君、座布団一枚没収しといてー。
・チャオ「それに‥‥先生の目標をクラスのみんなが知っているのは悪いことではないヨ」・・・確かに悪いことではない。
・チャオ「大会主催者が決勝戦を見届けない訳にはいかないヨ 大丈夫 心配いらないネ 計画は予定通り」・・・何考えてるんだか……。
・ココネ「逃げた天罰‥」・・・つまり、進むも地獄、退くも地獄だと。
・美空「うお!?」・・・エージェント・田中。
・美空「ま 私も親の意向でやむなく魔法使いやってるだけだけど‥‥」・・・やる気0の原動力はそこか。
・美空「図書館島の深部に似てるケド‥‥」・・・行ったことあるんかい。
・美空「な 何じゃコリャ‥‥」・・・アプサラス?(違う)
・桜子「んにゃんにゃいや―― テレビに映ってることだけが現実と思っちゃうのは良くないかもよ」・・・ダメだ、この娘が言っても決定的に説得力に欠ける(笑)
・円「それよりどっちに賭けたの!? 言えっ桜子 言いなさいっ」・・・桜子、予想屋で食券長者。
・ハルナ、夕映をむにむに・・・むにむにしてぇー!
・和美「ネギ‥‥スプリングフィールド選手――――ッ!!」・・・父の待つ場所へ。


今週の巻末コメント(と、それに対するちょっとしたツッコミ)

――ライトボックスの光を顔に浴び続けてもう10年……。まだ色白です。

・・・まぁ、白色蛍光灯だろうしね……。

 頂ければ、管理人が喜びます

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