133時間目「スーパーバトル進路相談!!」


あらすじ

 クラスメイトはチャオの突然の退学届提出を知り、少なからぬショックを受けるが、事実を受け止め、それぞれに動き出す。

 ネギは、チャオと1対1で対峙し、彼女の真意を問い質すが、その返答は、彼が望んだものではなかった。

 チャオは問答無用でネギに格闘戦を仕掛け、不思議な力で、ネギを追い詰める。

 しかし、決したかに思われた勝負は、寸でのところで刹那と楓の介入を許し、混迷の度を深めていくのであった。


評価

 ★★★


感想

 た戦いが始まりました。
いきなり拳を交えるとは思いませんでした(^^;)
とはいえ、ネギにチャオを口八丁で丸め込めというのは、無理な注文か。
そして、ネギは武道会を乗り越えて強くなったのに、今度も敗れてしまいました。
しかも生徒に。
負けたのを不甲斐ないとは言わないですけれども、ネギはまだ強くならなきゃいけないのか……。

 まぁ、ネギ君が絡んでくると辛辣な私ですけれども、それは、ネギが目立てば目立つほど他の生徒の出番が減るから、それだけです。
つまり、逆恨みですよね(笑)
子供らしい(英国紳士の?)真っ直ぐさで、臆することなく生徒達に接する態度には、好感をおぼえます。
ただ、生徒達が一筋縄では行かないのばかりだから、あんなに苦労してるのでしょうが。

 ャオが退学することを知った生徒達の反応は様々。
魔法の世界と関わりのあるネギ、刹那、楓は、チャオを止めに。
あやかと鳴滝姉妹は、まず戸惑って、そして、快く送り出そうという気持ちになったのでしょうか。
あやかが中夜祭に向けて鳴滝姉妹に何がしかの指示を与えました。
この伏線が生かされるのは、果たして何話先になることやら……。
実は意外と近いのか?

 回のメインは、誰がどう見てもネギとチャオの個人面談です。
あ、進路相談か。
アスナとタカミチのデートでうまく立ち回れなかったネギは、今回は先生として生徒(ここではチャオ)のためにしっかり対応しようと心に誓うわけです。
ただ上でも書きましたが、3−Aの生徒は一筋縄でいかない生徒が多いせいで、今回もやっぱり苦戦してしまうわけで。
相手が亜子とかのどかみたいな普通の女の子だったら、比較的上手くいくのですけれどもね。
いやはや。

 ギはチャオに真意を問い質しますが、チャオの返答はネギにとってはつれないものでした。
彼女の覚悟は、とっくの昔に固まっているのです。
話し合っても平行線だということもわかっているので、敢えてチャオはネギに腕っ節での解決を提案、強引に誘導します。
ネギも、挑発されれば応じる程度には自分の腕に自信がありますので、戦闘突入です。

 、その前に。
チャオがネギに投げかけたのは、意味があるような、ないような、不思議な言葉でした。
要は、結局力がある奴が正義、勝てば官軍ではないか、ということ。
少数の魔法使いが困っている一般の人々を助けて回っているという構図は、魔法使い達が、圧倒的な力を持っている(しかも、見えないところで権力も持っている)からこそ成立する構図であるということを念頭においての発言かと思われます。
彼女はとにかく、この状況を打破したい……のだろうか?
あと、彼女の例え話、奇しくも亜子がネギのことを物語の主人公に例えた話と似通っている部分がありますので、気になる人はチェックされたし。

 してチャオは、未知なる力を手に自身の正義を実現すべく、ネギと激突するのです。
ネギを味方に引き入れる気も満々です。
彼女の真意を教えることと引き換えに、味方に入るよう、説得しています。
彼女自身の言を信用すると、ネギは身内らしいので、この行動は理解できなくもないです。
魔法使い全てに憎悪の感情があるとか、そういうことではないのかなぁ。

 女の実力はというと、武道会の決勝までたどり着いたネギと比べると、身体能力では劣るようです。
ネギはチャオを魔法で拘束し、勝負は決したかに思われました。
が、ここで不思議な現象が。
完全にチャオを拘束したその瞬間、彼女の姿はその空間から消え去り、ネギの背後に立っていたのでした。
これは恐らく、瞬動などの武術によるものではありません。
いったいどんなカラクリが隠されているのでしょうか。

 ギに痛いのを一発食らわせて、形勢逆転。
諦めないネギに、完全に勝負を決めようとしたその時、横槍が入ります。
横槍の主は、刹那でした。
楓も一緒に登場です。
心強い味方が現れて、チャオは進退窮まるか?といったところで以下次号。
……なんですが、キツネ&タヌキのコスプレをしてる暇があったら、もっと早く助けに来るべきだと思います!!(笑)
わざわざ来る途中に耳と尻尾を取り付けている二人の情景を想像すると、シュールすぎて笑いが止まりません。
そんなどうでもいいようなことを気にしつつ、次回に期待をかけましょう。


内容的にはちょっと物足りないかなぁ

・風香「何か問題起こしたとか?」史伽「まさかですー」・・・まさかなのか?
・風香「効かなかったけど背伸ばし機とか‥」・・・きっと手と足を引っ張るアレだ。
・あやか「皆さん協力して頂きますわよ これは3−A委員長としての命令です!」・・・委員長パワー!
・ネギ「アスナさんの力にはなれなかったけど‥ せめて先生としてしっかりやらなくちゃ‥‥!」・・・気負う。
・ネギ「教えてください! 何で突然 退学届なんかを? 何で‥悪いコトをするんですか?」・・・ネギの正義に照らして。
・ネギ「それに‥ 魔法のコトを普通の人達にバラそうとしてるって‥」・・・これも、ネギにとっては悪いコト。
・ネギ「先生として超さん自身から話を聞くまでは信じません!」・・・良い先生です。
・ネギ「と‥止めます! あなたの先生として‥‥ 悪いコトをするのは止めなければいけないと思います」・・・誘導されるネギ。
・チャオ「面白い それでいこうカ 私を止めてみるがいい ネギ先生」・・・計 算 通 り 。
・ネギ「世界樹が!?」・・・いよいよ輝きだす。
・チャオ「そして‥‥これで私を止めることは かなり難しくなたネ」・・・どんな繋がりが?
・チャオ「ネギ坊主 現実が一つの物語だと仮定して君は自分を正義の味方だと思うかネ? 自分のことを‥‥悪者ではないかと思たことは? 世に正義も悪もなく ただ百の正義があるのみ‥‥ とまでは言わないが‥‥ 思いを通すは いつも力ある者のみ 正義だろうが 悪だろうがネ」
・・・今のネギに、その問いかけは理解ができないと思う。
・ネギ「今のは瞬動‥‥? まるで気配を感じなかった‥」・・・瞬動とは、違う何か。
・ネギ「ま 待ってください 超さんと戦うつもりはないんです 理由だけでも教えてくれないと僕は‥」・・・予想外の力にうろたえる(微妙に違)
・チャオ「‥‥ふむ いいことを思いついたネ 理由は話そう 悪いコトもやめるヨ この勝負で ネギ坊主が勝てたらネ そんで‥ ネギ坊主がまけたら こちらの仲間になてもらうネ もちろん理由も教える お 良かたネ どちらにせよ理由わかるヨ」・・・人を食った提案。
・ネギ「わかりました 今の条件‥‥本当ですね!?」・・・冷静に判断。
・チャオ「うむ! 火星人ウソつかないネ」・・・この人は……。
・ネギ「強い‥! でも‥‥ 師匠や‥‥父さん程じゃない!!」・・・その比較は大抵の人間には酷だ。
・ネギ「魔法の射手 戒めの風矢!!」・・・ネギ得意の緊縛術。
・チャオ「残念だたネ ネギ坊主」・・・捕縛空間から、消えた。
・ネギ「まさか‥‥どうやって!?」・・・呆気に取られる。
・チャオ「ちょと痛いがこれも勝負ネ 悪く思うナ」・・・形勢逆転。
・ネギ「せ 先生として 悪いコトは‥‥ 止めないと‥‥」・・・執念。
・刹那「待てえっ」・・・ネギ巻添えの危機(笑)
・刹那「ネギ先生の信頼を裏切れば 私の剣が黙っていないと言ったハズだ 超鈴音」・・・あの伏線が生きるとはネ。
・ネギ「あ‥! 刹那さん 楓さん!!」・・・その耳と尻尾‥‥どうしたんですか?


今週の巻末コメント(と、それに対するちょっとしたツッコミ)

――14巻出ました! 限定版もあり!!

・・・このコメントが出る頃には、限定版はとっくに売り切れていたのですがね。

 頂ければ、管理人が喜びます

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