20時間目「え!?アスナと契約っ!?」



あらすじ

 相変わらず授業をサボり続ける、ネギの天敵で吸血鬼の真祖エヴァ。

 カモの献策で、アスナと仮契約を結んだネギは、そのエヴァのパートナーの茶々丸を襲撃する事にする。

 が、しかし、普段の心優しい茶々丸の素顔を見て、ネギとアスナは、ためらってしまうのであった。


評価

★★★


感想

 ネギ、甘えすぎ(笑)。
アスナの扱い方も手馴れたものです。

 それはさておき、高畑先生(タカミチ)ってやっぱり魔法使いだったんですかね。
違うんじゃないかなぁ、と最初の方は思ってたけど、ここ最近のエヴァの口ぶりからすると、魔法の世界とも深いかかわりがありそうです。

 あとは、今回になってやっと「真祖」の意味がわかったということですかね。
辞書調べても載ってなかったので・・・。
「吸血鬼の中でも最強の種族」。つまり、自らが発祥のオリジナルである、と。
ネギの父親であるサウザンドマスターは、よく彼女を退けることができたものです。

 カモ、黒いよ!
笑顔が歪んでたり、眉間にシワ寄せてみたり、なかなか徹底してます。
ホントにお前は何歳なんだよ(笑)。
地味に、助言者としては着実に仕事してるし、エヴァがオコジョ妖精であるカモを助言者と見るだけあります。
助言者というのはてっきり人間の仕事かと思っていたのですが、オコジョ妖精や猫の妖精ケットシーのような、妖精がその任を負う場合も多分にあるようです。
と、言うよりも、助言者が人間であれば、=パートナーとなっても全く不思議ではないですね。
そういう意味では、契約の儀式を執り行う助言者は人外が向いているのかもしれません。

 その、カモの仕事によるアスナとネギの仮契約。
なんとまあ、随分とあっさりとしたものでした。
アスナもなぁ、すっかり保護者になっちゃってます。
いや、全然不満はないのですが、一緒に暮らしてると、エヴァの言うように、情って移るものなんですね。
1時間目からずっと読んできた読者にしたら、結構感慨深いものがあるかもしれません。

 それで、茶々丸なわけですが、いい人だ・・・
人じゃないんですけどね。
誰が造ったんだろう。
エヴァ・・・じゃないよな。
茶々丸の完成時期を考えると、チャオや葉加瀬が所属するロボット工学研究会が造ったと考えるのが自然だけど、エヴァは彼女たちとはそんなに仲がいいというわけではなさそうだし、結論はでませんね。
そもそも、まき絵やのどか、それにネギを襲ったりしたイメージの強いエヴァですが、日本での生活も、それなりに気に入っているフシがあり、普段は消極的ですが一般人と友好を保っているようです。
結局本質的にエヴァはどんなキャラなのかという事も、まだまだ謎な部分です。

 今回のクライマックスでは、ネギ・アスナペアと茶々丸の対決、ということですが、アクションシーンはやや盛り上がりに欠けるかもしれません。
描き慣れてないのが一番の原因だと思いますが・・・
いや、でも闘う女の子達は好きだ(爆)。

 ネギも甘ちゃんだから。
それが彼のいいところですけどね。
パートナーを従えると、マスターの魔力はどうなるんでしょうか。
パートナーはマスターの魔力を原動力にはするけど、それでマスターの魔力が下がるというわけでもないようです。

 今回カモもいい仕事してたけど、やっぱりちょっとやりすぎかな。
このあとエヴァがどう出るのか・・・
次回合併号で、本来の前後編とは別の話になるようですが、それでもエヴァは絡んでくるはず。

 今回の評価ですが、アクションシーンを差し引いて3つ星。
いつものドタバタでなく、穏やかな話だと、どういうわけか私の評価は低いです。
どちらかと言うと、後者のほうが好きなはずなんですけどね。
♪なんでだろ〜なんでだろ〜

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