31時間目「怪奇!京都・お札三昧女!!」



あらすじ

  ネギの意気込みは皮肉にも、関西呪術協会の刺客がホテル内に進入するのを許すことになってしまった。

 アスナと刹那の警備もむなしく、刺客は首尾よくこのかを拉致してしまう。

 待ち構えたネギをも軽くいなし、刺客は更なる逃走を続ける。

 しかし、刹那やネギの執念で何とか追いつくことに成功、反撃はここからだ!


評価

 ★★★


感想

 扉絵は大方の予想通り2班のメンバー(クーフェ@班長、美空、チャオ、楓、聡美、五月)でした。
ただし、露天風呂にてという予想は外れる(^^;
修学旅行の時って、こういう構図の写真撮りましたね・・・懐かしい。
2班は、割と普通なタイプの娘達が集まってるのかも(経歴は普通じゃないですが)。

 さて、内容ですが、まんまと旅館内に侵入することに成功した関西呪術協会の刺客(おねーさん)は、首尾よくこのかを拉致し、逃走するところを、ネギとアスナと刹那がひたすら追いかけるという筋。
今更ですが、実際のところ、この漫画の面白いところは、本筋から外れたところにあることが多いので、あらすじの紹介ではちっとも面白さが伝わらないような気がするのですが一応・・・

 そういうわけで今回は、極限状態の夕映が面白かった。
「もるです〜〜」の表情が最高。
最後はドア蹴破ってますし(笑)。
確信犯で晩酌なんかするからです。

 それと、科学の力にたそがれるカモもまあ面白い。
まほネット使いこなすオコジョが、今更たそがれるまでもないと思うが、それがまた何だか面白いです。

 真面目な筋からの感想だと、気になるのは、関西呪術協会におけるこのかの位置づけですね。
・このかは両親によって、できるだけ魔法から遠ざけられている。
・にもかかわらず(?)、彼女は魔力を有している。
・近衛家は、京都でも有数の名家らしい。
・関西呪術協会の一部勢力が、このかの力を欲している。
・・・という具合に整理してみると、以下のような推察ができます。
「関西呪術協会の屋台骨を支えるだけの素質と血筋を有しているこのかを、呪術協会の一部勢力はノドから手が出るほど欲しいが、その力を利用されることを嫌ったこのかの両親は、彼女をできるだけ魔法から遠ざけ、呪術協会の手の届かないところ、すなわち麻帆良学園に通わせることで、呪術協会からの接触を避けていたが、今回の修学旅行(両親の予想外の事態)によって、このかは協会から狙われることになってしまった」のではないでしょうか。
修学旅行編の冒頭で呪術協会が妨害をしてきたときは、一部勢力が魔法協会と呪術協会の仲直りを阻止するために、ネギの親書を狙っているだけなのかと思われましたが、どうやら事態はもう少し込み入ってるみたいです。

 次回、刹那編クライマックス。
西洋魔術と東洋呪術の対決が見所かと。
今回の評価が低めなのは、やられっ放しで爽快感に欠けるからです。
長編の短所だから仕方ないといえば仕方ないです。
私自身の名誉のために書いておくと、サービスシーンが少ないからではありません(笑)。
とにかく、来週すっきりさせてくれれば問題ナシ。



今週の要チェック事項

掲載順・・・何だか後ろすぎる気がするのですが、気のせい?というより、ジャンプの読みすぎ?
扉絵・・・2班フルメンバーin班部屋。
「ラクガキされるし・・・・」・・・やっぱ額に「肉」ですかね。
タイトル・・・「3枚のお札」と「お札三昧(ざんまい)」をかけてるのかな?それとも偶然かな?
・・・どうでもいいですが。
刺客・・・目に光が入ってないのは仕様なのね。やっぱ怖いっス。
それにしても・・・着ぐるみ趣味ですか?
「もへ?」・・・トイレの暗がりの中にでっかい着ぐるみ着た人がいたら、それだけで気絶するような気がします(^^;
しかも・・・「入っとりますえ〜」ですし。
「昼の滝の水で晩酌」・・・修学旅行中に確信犯で飲んでるヤツがここに1人(2人か)います(笑)。
「もるです〜〜」・・・このカット、最高です。
「このかさぁ〜〜ん!!」・・・あの夕映がドア蹴破ってます(爆笑)。後でちゃんと直しとくように。
こんな具合に・・・修学旅行って、人の本性が見えて面白いです。
仮契約カードの機能1「パートナーと念話」・・・でも一方通行(主人→従者)。昔はこれでも便利だったんだよ。
仮契約カードの機能2「遠くから呼び出したり」・・・やっぱりこの機能あったんだ。「来いっ、ガ○ッダームッ」みたいな?。
仮契約カードの機能3「パートナーの能力や道具の発動」・・・これが戦闘時にはメインになるでしょう。アスナがカードの中で持ってる剣とかも出てくるんですかね?楽しみ。
「魔法使いがケータイとはなあ・・・・」・・・パソコン使いこなすオコジョに言われたくないです。
オコジョ(カモ)vsサル(式神)・・・カモの勝ち。
「このままこのかお嬢様に戻って来てもらえたら・・・・」・・・どうしてそこで顔が赤らむのさ?
人払いの呪符・・・飲んだ帰りの人とか、どうしたんだろ。午後11時過ぎの中央線が超満員だったのが記憶に新しいが故の疑問ですが。
「この水では剣も振れない」・・・よぎるのは、親友にまつわる、苦い記憶。
「斬空閃!!」・・・斬空閃も使えるのか。すごいぞ、刹那。
陰陽師このか・・・萌えますが何か?
「三枚符術 京都大文字焼き」・・・地元では、「大文字焼き」って言わないそうですね。何て言うのかは忘れましたが。
「並の術者ではその炎は越えられまへんえ」・・・ネギはやっぱり並の術者ではないみたい。
さあ・・・反撃開始だ。

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