46時間目「総本山、燃ゆ!?」


あらすじ

 一足先に風呂場でネギ達を待つアスナとこのかであったが、白い髪の少年の襲撃を受け、このかは拉致されてしまう。

 ネギと刹那の到着を見計らって再び現れた少年を2人で迎撃するが、まるで歯が立たない。

 少年の撤退後、このかを奪還する有効な手だてが浮かばぬうちに追撃をはかる3人と1匹の前に、このかを連れた千草が現れる。

 このかの力を利用して、千草が「何か」を呼び出そうとしていた・・・


評価

 ★★★☆


感想

 そうすぐ駆けつけられるわけでもないけども、何となく寸止めされた気分。
正直な感想は、これですね。
話の内容自体は、とても楽しめるのです。
けど。
なかなか駆けつけてくれない楓、クーフェ、真名、そしてエヴァ、茶々丸(?)には、期待が大きいだけに、早く駆けつけてくれないものかとやきもきしてしまいます。
赤松先生も、「単行本でつなげて読んでほしい辺り」と書いていることですし、長い目で見るのが吉です。

 さて。
今回のポイントは、戦うたびに凛々しくなってゆくネギと、このかにぞっこんな刹那と、えっちな事をされるアスナです(^^;
もちろん、白い髪の少年に対する謎も積もる一方ですが、それはまた後ほど。

 まずはネギ。
自身は石化を免れたものの、着ているものを全て石化されてしまったアスナに対してタオルをかけるネギは、疑いようもなく凛々しくてかっこいい。
平和な麻帆良学園にやってきた当初は、大人しく秀才な面ばかりがクローズアップされていたものの、主にネギ自身のせいで周囲が戦いに巻き込まれていった結果、戦闘慣れしている面を表に出さなければならなくなってきたように思えます。
もちろん、彼の根っこにある性格は、争いを好まない優しいものだとは思うのですが、彼が真面目であるがゆえに、父を探すためにどんどん強くなり、戦いにも巻き込まれていく。
あまつさえ、本来は無関係のアスナたちまで巻き込んでしまい、その責任を痛感しながらも、戦うことをやめられないネギはちょっと可哀想かも。
可哀想には感じるけれども、それが故に哀愁の漂うその姿は主人公としては格好いいです。
10歳なのに(^^;
そのアンバランスがまたいいアクセントになっているのですが。
無事にラブコメパートに戻ってこられるのかは、昔からのファンにとっては微妙に懸念事項ではあります。
そんなに心配することではないと思いますけどね。

 ちょっと長く書きすぎてしまいました。
長ければいいというものではありません。
次、刹那です。

 ホント、このかにぞっこんです。
「わ 私にはお嬢様という・・・」
何なんでしょう?(笑)
今まであまり人に接していなかったためか、ワキが甘い甘い。
カモのおかしなテンションに完全に振り回されっぱなしです。
カワイイじゃありませんか。
これもまた、剣の強さとのアンバランス。

 で、えっちな事をされるアスナ(^^;
ま、赤松作品のヒロインの宿命ですから(^^;;;;
それにしても、今回は通常の3割増で過激でした。
白髪の少年も粋なことをしてくれます(ォィ)
ネギと刹那が駆けつけたときのあの絵はもう・・・・(^^;;;;;;;;
刹那の誤解ももっともです。

 最後は、白髪の少年について。
幼い外見とは裏腹に高等な魔法を扱うなど、実力差は圧倒的な様子。
その割には、思うように魔法を操れていないようです。
これが意味するものは何か。
・・・は判りませんが、仮説の1つとしては、エヴァのように何らかの事情で魔力を抑えられている可能性が挙げられます。
それこそ、本来とは別の姿にされているのかもしれませんね。
もちろん、小太郎君みたいに自ら真の姿を隠しているという説もアリです。
もう一つ挙げられるのは、彼が上手く操れていないのは水妖陣、つまり、陰陽術。
外見から判断して、もともとは西洋魔術の使い手だったとも考えられます。
それはそれで、色々な可能性が考えられてきます。
例えばこのか拉致の目的が、千草とは別だったりとか。
彼の正体、気になりますね。

 そういえばまだありました。
カモ君について。
最近慢性的にテンションが高いです。
戦闘中でアドレナリンがドクドク・・・といったところでしょうか。
百歩譲って彼が優秀な戦術家だとしても、毎度毎度こうだと一緒に付き合う相手は大変そうです。
まさか刹那との仮契約を提案するとは。
もはや節操がありません(笑)
そろそろアスナが抑えるのもイッパイイッパイになってきているみたいです。

 さて、次回こそは3−Aの応援部隊、登場するでしょうか?
それは作者のみぞ知る。



今週のポイント

・総本山、燃ゆ!?・・・燃えてないのに燃ゆとはこれ如何に。
・「君も眠ってもらうよ」・・・アスナ、完全石化はされなかったものの、一糸纏わぬ状態に。
・このか、拉致・・・この鬼はこのかに矢を放ったおちゃめさんですな。
・水妖陣・・・慣れない陰陽術を使うからこうなるんでしょう。
・水妖陣2・・・アスナがえっちなことされてます(^^;
・アスナ・・・石化無効、魔法障壁無効、ホレ薬無効・・・
・でも・・・背中が弱点。
・背中、と・・・( ..)φメモメモ
・「わ・・私 も・・・・ダメ・・」・・・刹那と読者の想像を掻き立てるにはこれだけあれば十分(^^;
・名案・・・遂にカモ君が壊れはじめました。
・実際・・・どうなんでしょう?ホントにパワーアップするんでしょうか。
・「わ 私にはお嬢様という・・・・」・・・お嬢様という・・・何だろう?
・「話し合ってても仕方ないです」・・・あ、話題そらした。
・「今 着替えを・・・・」・・・流石に下着の替えは準備してなかったらしい。
・「相手はプロか・・」・・・楓、いつになく真剣モード。
・「どうやって本山の結界を抜いたんや!?」・・・結局、一味とはいっても、侵入できたのは少年1人だったわけです。
・あの場所・・・祭壇って・・・何があるんでしょうか?
・お嬢様の力・・・千草がお札で強制代執行。
・個人的には・・・どんなものが現れるかよりも、お札の便利さに関心があります(^^;

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