52時間目「奇跡の瞬間」


あらすじ

 大鬼を一撃で葬ったエヴァの前にもはや敵はなく、各所の小競り合いにも決着がつく。

 一方、魔法によって徐々に身体が石化していくネギを目にしたこのかは、仮契約を結ぶことによって彼を救うことに成功する。

 翌日、正体がバレたために、静かに3−Aを去ろうとする刹那を思い留まらせたのは、クラスメートとネギの温かい言葉。

 総本山での騒動は、ここに収束を迎えるのであった。


評価

 ★★★★★


感想

 19ページがこんなに濃密に感じられたのは久しぶりなワケで・・・
こういう時は、例外なく面白いものです。
ばら撒かれた展開には一通り収拾がつき、さらに今後への布石も忘れない。
来週は合併号で休み、その次の週は作者取材のため休載。
間を2週間空けるにしても、これだけ長かった修学旅行編(今までの連載のほぼ半分!)に一通り決着を付けてくれたのならば、納得もいくというものです。
ひとまず、めでたしめでたし。

 て、最後の最後でエヴァが親の総取りする展開になったわけですが、溜めに溜めただけあって、彼女が非常に生き生きとしています。
「なんだかんだで修学旅行には行きたかったんだ」とか、
「やっぱり最近暴れ足りなくて欲求不満だったのね」とか、
「満月無しでその強さかよ」とか、
「チャチャゼロを今までどこに隠し持っていたんだ(笑)」とか、
「アスナからネギの保護者の座を奪いとる気か(^^;」などなど、
彼女の二つ名の多さ並に、ツッコミたいことはありますが、一言で言えば
「妙ニ丸クナッチマッテ・・・」(チャチャゼロ談)といったところでしょうか。
私は好きですよ、そんなエヴァが。

 後に。
白髪の少年、遂に名前明かさず撤退。
今回は単なる顔見せだったようです。
エヴァとは何か因縁がありそうな感じ。
魔法がうまく使えなかったのは、今回やってきたのが本体の人形なり量産型(?)なりで力が制限されていたからでしょう。
現状の戦力では全開エヴァぐらいしか本体とは渡り合えなさそうな感じなので、今後のバトルパートの主敵の一人に目しておいて良いでしょう。

 那も3−Aから去ることなく万事丸く収まって、残すは京都観光の4日目と、最終日の5日目・・・って、まだ2日も残ってる!!(゚Д゚ )



チェックポイント

・「私の敵ではないわ」・・・ノリノリ。
・「そーかそーか よしよし いい子だ」・・・保護者ノリ。
・「5秒に1回」・・・おつかれさまです_(_^_)_
・「私が京都観光を終えるまで」・・・サウザンドマスターの手がかりを探しに・・・行くんだろうなぁ。ネギと一緒に。
・「ほぼ全盛期と同等」・・・15年間で鈍った分が若干マイナス?
・「お給料分は働きましたし」・・・やっぱそういうキャラか。
・コタロー・・・すっかり馴染んでます。
・「次にこんなことが起こっても」・・・そうそう起こるものでもないと思いますが(^^;
・「なっ 何? ちょっ ぼーや・・」・・・照れるな照れるな。
・人形使い・・・不死の魔法使い、闇の福音、吸血鬼の真祖・・・とにかく呼び名が多いエヴァである。
・「窒息してしまいます」・・・このか父は大丈夫だったんだろうか。(大丈夫だったらしい)
・コタロー2・・・あまつさえネギの心配まで。
・「わっ・・わわ 私は治癒系の魔法は苦手なんだよ」・・・オロオロしてるエヴァもまた。
・このか仮契約・・・強力な従者達だなぁ(^^;
・千草・・・出た、小悪党。(笑)
・チャチャゼロ・・・怖いよ。
・「妙ニ丸クナッチマッテ ツマンネーンダガナ」・・・個人的には丸いほうが・・・
・というか・・・どこから誰に吊るされてるんだ(^^;
・「い 一応 一族の掟ですから・・・・」・・・この期に及んで刹那らしい。
・「若いっていいよなー・・」・・・いや、ホントに。
・「身代わりの紙型が大暴れしてる」・・・また新田先生に正座させられますかね(ぉ
・3日目の終わり、4日目の始まり・・・こんな濃い修学旅行をしてみたいものである(ホントか?)

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