58時間目「とどけ、一撃!」


あらすじ

 満を持して、ネギはエヴァへの弟子入りテストに臨む。

 実力では劣るが、何度倒されても、目標を達成するために、彼は立ち上がる。

 あまりの一方的な展開に、試験を止めようとするアスナ達であったが、ネギの思いを汲み取ったまき絵は、彼のため、そして自分のために、これを阻止する。

 最後にネギが一撃を入れ、見事にエヴァへの弟子入りが叶った時、まき絵の中でも、何かが変わった。


評価

 ★★★★

感想

赤松先生が描いたハリポタレビュー漫画も読んでみたかった(爆)

 叶わぬ願いとは分かっていながらも。
と、いうわけで、マガジンの読者でなければわからないネタから入ってみました(^^;)
|-`)oO(どこまでホントの話なんだろう、アレは)

 回のメインは、エヴァへの弟子入り試験。
結論から言えば、ネギの根性が勝り、見事に弟子入りが叶ったのですが、まき絵の果たした役割を軽んじるわけにはいかないでしょう。
何しろ、ネギの背景がどんなものか知らずに、彼の持つ”覚悟”を悟ったのですから。
このシリーズを通してのテーマは、「まき絵の精神的成長」なので、シリーズを通じて彼女がどのような結論を出すのか、とても気になっていました。
「自分はこうなるべきなんだ」と明確に言ったわけではありませんが、「”大人”になるというのは、どういうことなのか」という問いに対して、きっちりと言語化した答えを出したので、彼女の中で、何かが変わったのは確かでしょう。
彼女の出した答えは間違いなく、正しい答の中の1つであるはずです。
エヴァの言うように、「青い」と言ってしまえばそれまでなのですが(^^;)
たとえ誤った答えだとしても、自分の答えを持ってる人は、強いと思います。

 うにもまき絵にばかり目が行ってしまうので、ネギについても触れておかなければ(汗)
少年漫画の主人公の王道をひた走っているネギ。
この作品をラブコメに分類するとすれば、彼のような、(夢ではなく)目標を実現する力(実力や信念)を持ってるキャラクターが主人公をつとめているのは、海千山千のラブコメとは一線を画しているように思います。
だからこそ、時にラブ臭が薄いと感じることもあるのですが(笑)、それがなくても面白いと感じられるのなら、作品としては成功しているのではないでしょうか。
そもそも、戦術・戦略を組み立てる頭脳と、その通りに身体を動かせる運動神経に加えて、熱き魂を持ってるなんて、反則ですw
今回はその全てが絡み合っての勝利だと思います。

 々丸についても。
ネギに顔を「ぺちんっ」とやられました。
レディの顔に傷が(ぉ
彼女がネギと戦うと、何かと損な役回りを演じさせられていますが、戦うたびにまんざらでもなさそうです。
ネギと接していると、それまでに感じなかった何かを得るんでしょうね、きっと。

 て。
見事吹っ切れたまき絵は、大会の選抜テストに臨みます。
どんな結果が待っているのか、楽しみにしておきましょう。



エヴァの屈折した愛情に萌え

・「モットイイ位置に座ラセロヤ」・・・「に」はカタカナですね。従者のチャチャゼロは、喋れるけれども、動けないという、現状のエヴァの微妙な魔力。
・「私はホントに弟子などいらんのだ」・・・弟子はいらなくてもネギは欲しいのでは?(マテ)
・チャチャゼロ・・・結局椅子に座らせてもらったようだ。
・「手も足も出ずに貴様がくたばればそれまでだ」・・・ある意味勝負の分かれ目。
・「練習の成果出し切ってきます!!」・・・結局、出し切ったと言える・・・のか?
・「なんつー強引な術式だ」・・・我流だったんだ(^^;)
・カク打頂肘不発・・・茶々丸アクロバティック。
・_│ ̄│○・・・カクの字が出ない。
・「この程度か・・」・・・屈折してます。
・「ガキは帰って寝ろ」・・・若さがないエヴァ。
・「お前のやる気はわかったから な?」・・・相変わらず若さが以下略。
・「止めちゃダメーッ」・・・ネギのためだけでなく、まき絵自身のためにも、止めて欲しくない戦い、ということ。
・カクゴとワガママ・・・明確な目的を持っているか、いないかの違い。
・「ネギ君みたいに目的持ってる子いる?」・・・この年齢で自我が確立してることの方が驚異ではある。
・「何だあれは・・あ・・・・青い・・」・・・やっぱり若さが以下略。
・「ふ〜ん 中三のガキの割には」・・・先生に触発されて、生徒が成長する図。
・「まき絵さん・・・・」・・・茶々丸、一瞬の油断。
・「ぺちんっ」・・・顔を殴った(だから何)
・このか・・・ちゃっかり刹那に抱きつく図。
・ネギ・・・身体はボロボロ、メガネは破損。
・まき絵・・・少年をヒザに乗せるロマン(美砂談)、実現。
・「理屈っぽいお前に中国拳法はお似合いだよ」・・・そういう問題なのか?( ..)φメモメモ
・「スゲーよ ネギ君」・・・何となく面白い裕奈のセリフ。
・二ノ宮先生・・・好きなタイプではある(何)
・「演技開始!」・・・吹っ切れたまき絵の、新たなスタート。

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