8時間目「バカレンジャーと秘密の図書館島〜期末テスト大作戦その2〜」



あらすじ

 トラップをかいくぐりながら図書館を進むバカレンジャー一行。
魔法を封印していることを知り、ネギにやさしく接するあすなを見たネギは、強烈に姉のことを重ねていく。

 ついにたどり着いた魔法の本の安置室で、一行は罠にはまり、「英単語ツイスター」をプレーする羽目になる。
何とか最終問題までこぎつけるものの、あすなとまき絵の凡ミスで、一行は奈落の底へとまっさかさまに落ちていくのであった・・・。


評価

★★★★☆


詳察

 図書館探検部の案内で、意気揚々と図書館島に乗り込むバカレンジャーsと、何も知らないネギ。
図書館の内部には、無数の本棚がそびえ立っています。
地震対策に、不安があるように感じますが(笑)。
今回の潜入にあたって、夕映が飲んでいるのは、抹茶オレンジでした。
抹茶オレンジ・・・どんなのでしょうか。

 盗掘者を避けるために、さまざまなトラップなトラップが仕掛けられていますが、成績が悪い代わりに運動神経がいいバカレンジャーsは、これをうまく回避していきます。
前回一時的に魔法を封印して、普通の少年になったネギは、膨大な珍書、名書を前にしてはしゃぎっぱなしです。
潜入の目的を知らされたネギは、自分のために潜入していると勘違いして、バカレンジャーの皆さんに感謝します。

 それはそうと、まき絵のリボンテクには、目を見張るものがあります。
本当にリボンで物を掴んだりできるんでしょうか。
使ったことなんてないから、全然わからないけど、実際には無理でしょうね。
また、トラップで本棚が倒れてくるというあたり、本当に本を保護する気があるのか、大いに疑問です(笑)。

 今回は、あすながネギにやさしいです。
理由は、ネギが魔法を使えないとわかったから、ということと、あすな自身の危機(小学校からやり直し)に、ネギの魔法を利用しようとしていた後ろめたさにあるようです。
この辺の利己的なところは、前回のネギと変わりないような気もしますが、なぜか今回は気になりません(爆)。
ただ、本来の「ガキうざっ!」のスタンスは変わらないようで、ネギに感謝されても、ちっとも嬉しくないどころか、ネギに気を遣わなければいけないことに、苛立ちすら感じているようです。

 一方のネギは、なぜだかやさしいあすなに、姉の面影を重ねていきます。
休憩しているときに、皆の前で、匂いがお姉ちゃんに似てるとまで発言してしまうほどです。
ちっともその気のないあすなでもさすがに照れたようで、ネギの口を、文字通りふさぐことに躍起になっています。
それでも、根がやさしいあすなは、その後の道程でも、ネギのことをしっかりとフォローしています。

 細かいところですが、夕映のカメラ目線はなかなかナイスです。

 そんなこんなで、魔法の本の安置室に到着したバカレンジャー一行。
魔法の本とは、最高の魔法書である、メルキセデクの書でした。
一目散に本へと向かうバカレンジャーsですが、ネギの言うとおり、罠がありました。
穴に落ちた先には、☆英単語TWISTER☆ver10.5なるものが存在していたのです。
さてこのツイスター、一見しただけでは気付かなかったのですが、文字の並びは全くのランダムです。
何者かの意図を感じさせますね。
誰とは言いませんが(笑)。

 どうでもいいですが、最初、ゴーレムが「フォフォフォ・・」と言ったとき、「ボブサップ?」と思ってしまいました。
少し間をおいて、声の正体がわかったときには、思わず苦笑してしまいました。
誰とは言いませんが(笑)。

ここで久々の誤植発見。
ネギのせりふで、”ツイスターゲーム”となるべきところが、”ツイスターゲーム”となっています。
ありそうですよね、ツインスターゲーム。

 このツイスターゲーム、夕映の言うとおり、作為を感じる問題が続き、ついに最終問題、DISHの日本語訳を聞かれ、「おさら」とすべきところを、クラスでビリとブービーの、あすなとまき絵がそろって「おさる」としてしまうところには、笑ってしまいました。
先にも書いたように、文字がランダムで並んでいることが生んだ悲劇でした。
ついでにラストで、奈落の底にまっさかさまの時に古菲が、「アスナのおさる〜!!」と言ったのも、お後がよろしいようで、笑っちゃいました。

 さて、今回は、まき絵のサービスカットが多かったですね。
人気投票1位の力、恐るべしです。
肝心の内容はと言うと、なかなか面白かったと思います。
最後の「おさる」も、ベタベタだけど、私は好きです。
この後彼女たちはどうなるのか、素直に気になったので、今回の評価は高めです。
この話は、11話までの続き物と言うことなので、このパワーが続くかどうか、見物です。

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