82時間目「麻帆良祭、再スタート!?」


あらすじ

 チャオからもらった時計には、現在の体ごと時間を巻き戻す効果があることがわかった。

 過密日程の問題が解消されたことで、ネギは学祭1日目を一緒に時間跳躍した刹那と共に満喫する。

 そんな中、刹那はネギに、自分を変えてくれたことへの感謝の言葉を、素直に口にするのであった。

 一方、謎の多い天才少女・超鈴音、実はネギとは血縁関係にあるとかないとか……。


評価

 ★★★★★


感想

単純に、黒髪は好きです。

 週は、先日発売されたPS2用ゲームについて小1時間語りたいところですが、それはまた別の場所に譲ることにして、82時間目の感想、いってみましょう。
チャオからもらった懐中時計らしき物が作用して、午後8時から同日の午前10時まで時間が「巻き戻った」ことに、驚きを隠せないネギ、刹那、カモ。
状況を把握してみると、
・とりあえず時間は午前10時まで巻き戻った。
・巻き戻る前のネギ達も、同じ空間で活動している。
・ネギ先生は恐竜時代に行きたい。
と、いうことで、ハードスケジュールに関する問題が解消したことにより、ネギ君の緊張の糸は完全に切れた様子。
幸か不幸か同行していた刹那を巻き込んで、デート開始です。

 かも、理に適ってるんだか適ってないんだかよく解らないカモの主張により、ネギ、刹那、カモともにウサギ仕様に。
なんてあざとい(笑)
ねこみみ→うさみみに衣替えですよ。
一般読者的にアリなのだろうかと、こういう展開を期待しておきながら勝手に不安に思っている一オタク読者がここにおります。
刹那の背中に翼のオブジェがあるのも、芸が細かくてマルです。
彼女も丸くなりました。

 ャオを探すことを口実にしつつ、明らかに彼女がいなさそうな子供向けのアトラクションを楽しみまくるネギ。
これが10歳の少年本来の姿なのでしょうが、今までの魔法先生業を見ていると、逆にギャップがありすぎてビックリするぐらいです。
一緒に付き合う刹那も、口には出さないけど普段こういう体験がなさそうな割には一緒に楽しんでいるあたり、似たもの同士なのではないかなと思います。
そういう意味で、カモが言うようにこの二人は相性が良いとは思うのですが、生憎なことに刹那にはこのかお嬢様という存在がある以上、一定以上の関係の進展は望めないわけで・・・(笑)
まぁ、冗談は程々にしておくとして、今回の2人の掛け合い、楽しかったです。
それと、告白(仮)も何か、グッとくるものがあります。
そう、萌えとは違う何か(別に萌えでも良いですけど)。

 那とネギが別々に行動するタイミングを見計らったかのように、彼女の前に姿を現したチャオ。
ネギの前に姿を見せない意味がわからんし!などと初読時は突っ込んでしまったものですが、最後まで読んでみて納得。
早合点はいけません。
何せ彼女は火星人なのだから・・・じゃなくて、どうやらネギと血縁関係があるらしいことが発覚。
確かにこれは、まだネギに言うには早い設定ですね(設定言うな)
貧弱な私の脳内データベースと照合した結果、
・ネギの母は中国系だ。
という仮説が導き出されました。
いや、母だとネギとチャオの関係はちょっと血が濃すぎるかも。
ともかく、いずれわかることですから、連載終了後にでもこのページを読み直して赤っ恥をかかせてもらうことにしましょう(^^;)

 ャオのことは結局、わかったようなわかんなかったような微妙な感じだけれど、80時間目よりは好感度上がりました。
ええ、単純な読者ですともさ。
それと、夕凪がアスナに触発されてかハリセンになっていたのが笑えました。
これで刹那も晴れて過激なツッコミキャラへの道を歩み始めることでしょう。
ネギ先生は彼女がそんな風に変わることができた恩人・・・・特別な人です。
今回は完全にクラスメイト・刹那編でしたね。
彼女がここまでフィーチャーされたのは初めてで、ネギプリ連覇効果がこんなところに出ています。
彼女の、ネギに対する気持ちがはっきりと表明されて、一つの「着地点」とも言えるでしょう。
もちろんそう決め付けるのは早計ではありますが、桜咲刹那ラブコメパートのクライマックスといっても良いのではないでしょうか。

 て、次はどんな話が来るかな。

(※書き足し・・・各所で見られる「チャオは未来からやってきたネギの子孫である」は、魅力的だなぁ……おいしすぎ)


ごすろり、ねこみみ、うさみみ・・・

・時間巻き戻し・・・ピンポイントに使いやすいアイテムですよね。
・ネギのケータイ待ち受け・・・生徒との集合写真。
・「只今より―― 麻帆良祭を開催します!!」・・・巻き戻り、確認。
・アレ・・・時間跳躍術、もしくはタイムマシーン。
・「早業です・・・・」・・・仮に2人のネギが顔をつき合わすことになったらどうなるのか、SF考証面で気になる。
・「タイムマシーン!?」・・・ネギ、意外と日本文化にも精通。
・そういえば・・・ドラクエとかも知ってたっぽいですよね。
・「恐竜時代に行きたいな――♪」・・・平和な状況では、6年前に行ってみたいとかは思いつかない。
・「クラスメイトを疑っちゃダメだよ」・・・幸せ一杯。
・「何をくるくるハシャいでるんだ ぼーや?」・・・これがいわゆるゴシックロリータってヤツですか。
・いや・・・白だとゴスロリとは言わないという噂も……。
・「クラスのアホが伝染ったか」・・・緊張の糸が切れただけであろうが、地が出たともいえそう。
・「人ゴミワラワラ アー殺シテェナー」・・・チャチャゼロ、健在。
・「オ前ノモノハ御主人ノモノ 御主人ノモノモ御主人ノモノダ」・・・ジャイアニズム。
・「悪ッテヨリタダノイジメッコダナ――」・・・そもそもジャイアニズムが悪ってよりただの以下略。
・「こんな超アイテムがエヴァンジェリンの手に渡ったらどうなるか・・」・・・エヴァは時間関係には無頓着とも言えそうな気はするが。
・「僕 ちょっとゆっくり学祭を見て回りたいかなー」・・・子供。
・「わかった 超さんを探そう」・・・まじめな顔をしながら、探す気は毛頭なし。
・「しかし 前の俺達と同じ格好でうろつくのはマズイかもな」・・・余計目立っては尚更マズイですが。
・「カ カモさん これは一体・・・・!?」・・・真横でコマぶち抜きでポーズをとっているのは不問に処しておこう(笑)
・「あそこが怪しくないですか?」・・・遊びたいだけ。
・提供CONYAMI・・・ゲームも発売されたことですし……良いですね、こにゃみ。
・個人的に・・・KONMAIでも可。
・ギャラクシーウォー・・・ネギ、射撃得意。
・これ・・・FF7あたりで見たことある(笑)
・「次はあそこが怪しいです!!」・・・もはやカモフラージュする意志なし。
・「いやあ―― いませんねー超さん!!」・・・ここまではっちゃけてるネギを見るのは珍しいものです。
・「イキナリ子供に戻りましたね・・・・」・・・刹那の母性本能をほどよく刺激中。
・「ネギ先生は私の恩人・・・・特別なんです」・・・たまりません。
・愛の告白?・・・刹那にはお嬢様が居ますから〜
・「こないだの大人版にはちょっとドキッとしましたが・・」・・・したんだ( ..)φメモメモ
・「大体 私にはこのかお嬢様とゆ――」・・・愛の告白。
・「あ やっぱりそうなんですか」・・・ナイスツッコミ。
・間・・・この間は非常に良いかと。
・「アハハハ 刹那さん やっぱりこのかさんなんだー」・・・ネギ、グッジョブ。
・チャオ、登場・・・芝居がかってるなぁ。
・「お茶に眠り薬入れさせてもらたヨ」・・・ホントに眠り薬だったんだ(^^;)
・チャオの正体について・・・「クラスの便利屋」を誇らしげに自称するその態度に脱帽しました(笑)
・で・・・火星人だった、と( ..)φメモメモ
・「ふざけるなーッ!!」・・・夕凪ハリセン化。
・いや・・・未発達の小太刀型アーティファクトであるという可能性も捨てきれず。
・何にせよ・・・彼女、変わりました。
・「吸血鬼にロボ忍者に幽霊までいるクラスだ」・・・茶々丸と楓、一緒くた。
・「せつなサンも人のコトは言えないと思うがネ」・・・最初は「神鳴流剣士」のことを指してるのかと思ってたけど、チャオのことだから烏族のことまで知ってて言ってるんだろうなぁ、そりゃ刹那も過敏に反応するワケです(^^;)
・「そんなカワイイ格好で スゴまれてもナー」・・・ホントです。
・「ネギ坊主は血のつながった私の大切な人ネ」・・・久々に(具体的に言えばちう以来)設定面で驚かされました。
・「火星人 ウソつかないネ」・・・超鈴音はウソつきそうではあるが。
・「お手洗いも眺め最高だー♪」・・・外から丸見えでは(笑)
・今週のまとめ・・・うさみみカモ君が別生物っぽくて新鮮でした。

・巻末コメント・・・PS2版「ネギま!」絶賛発売中です! 漫画版よりH(笑)。
・ツッコミ・・・・漫画版よりHかは別として(笑)、PS2ゲームではありえないほどHではありました。コナミを正直見直しました。
・番外・・・「もう、しま」に赤松先生登場。マンガ売れるといいことある。

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