285時間目「闇の処方箋」

★★★★

 場面はアスナ、フェイトからいどのえにっきを通じてネギ・パーティ本体に転換。
登場人物も多いし、同時に複数の場面が展開してるし、一見さんが新しく入ってくるのは極めて難しい状況になっていますね。
思い返せば何をいまさら、ですが。
ファンはこれだけ広げられた風呂敷をしっかり畳まれるまで見届けたい一方、作る側がモチベーション保つの難しいのも理解できるな……とふと思った。

 今回のサブタイトルはいい感じです。
作中の言葉にとらわれずに、話全体の雰囲気を表しています。
毎回これぐらいサブタイトル頑張ってくれればいいのに。
 
 ルーナさんがネギにマジボレで目も当てられない事態に。
あかん、それ不幸フラグや!
ついでに死亡or補完フラグまで見えてきた。

 で、「――どう思われましたか?」ですよ。
ルーナさんのことかと思った。
解決不可能な問題についてでした。
この期に及んでフェイト君に思いをはせるネギ。
10歳弱で何度も他人の正義と自分の正義を戦わせなければいけないのは酷ですね。

 「!?」が控えめながら有効活用されていて笑っちゃいました。
白くなっているのがいい感じ。
エヴァの示した「処置」は、とりあえず人間やめなくても力を使いこなせる方法、ってことなんですよね。
ネギの力の源泉が自身の負の側面にあるというのは前々から言われてましたが、煩悩が力の源の横島クンみたいなものなのでしょう。
受け入れるのをさらに進めて「飼い慣らす」というという解決への糸口、どういう結論を用意しているのか素直に楽しみです。

 形はどうあれ、ネギ対刹那、楓、エヴァなんてなかなか見れないカードが実現しました。
感無量に浸ってる楓姉の懐が深すぎる!
まさかバカブルーが「くればあ」なんて難解な英単語を知っているなんて。
エヴァの「光を求めるならば」以下のくだりは、示唆的でニヤッとしてしまいますね。

 ラストでさらに場面転換。
決戦前に、やることがいっぱいだな……。

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