51時間目「再臨・闇の福音!」


あらすじ

 1分半持ち堪えてみせろ、それがエヴァの要求であった。

 彼女の要求に対し、ネギとアスナは必死に応え、刹那はこのかを奪還し、そして、その時が訪れた。

 15年ぶりに表世界へ舞い戻ったエヴァンジェリンは、まさに最強。

 巨躯の大鬼、リョウメンスクナノカミを全く相手にすることなく、十数秒のうちに葬ってしまうのであった・・・・


評価

 ★★★★☆


感想

 エヴァ強かったですね〜。
想像を絶しておりました。
サウザンドマスターとこのか父が一緒になって封印するのがやっとだったものを、ゴリゴリの力押しで圧倒してしまうとは。
相当鬱憤たまってたんでしょうね。
なんて楽しそうなんでしょうか(^^;
大暴れです。
改めて、戦い方で戦力差は埋まるものだと感じました。

 さて、話は前後して、刹那の正体がまた一つ明らかになりました。
烏族とのハーフ、だということです。
それにしても刹那、いい翼持ってます。
無事にこのかも奪還できたことだし、めでたし×2といったところでしょうか。

 改めてエヴァの話に戻ると、影を使った転移魔法(ゲート)とはまたえげつない・・・
白髪の少年が使っている、水を介したゲートよりもよっぽど陰険です(笑)
ただ、本来光が存在しない闇の中の活動を好むエヴァにとって、影を使ってのゲートはあまり便利ではないのかも。
彼女の口ぶりからして、真正面からのガチンコ勝負を好む傾向にありそうですし。
今回はより早く駆けつけるために使ったのだと解釈したほうがいいのかもしれません。

 エヴァの活躍により、この戦いはおそらくこれで終局でしょう。
ここでネギ・アスナペアのこれからの課題を考えてみます。
ネギ:戦闘訓練は(年の割に)十分なので、さらに実戦経験と鍛錬をつめば順調に(万能に)強くなっていくはず。
強いて課題を挙げるなら、「早く成長してください」ということぐらいでしょうか(^^;
多分大人になったら敵無しなので・・・
現状の問題は、どちらかといえばアスナにあるようです。
アスナの大きな強みは、今回も発揮された魔力完全無効化能力、別名マジックキャンセラーと、彼女のアーティファクト「ハマノツルギ」、そして、素人離れした身体能力です。
ただ、最後の身体能力については、修学旅行中の一連の事件からもわかるように、「素人離れしている」だけではネギと敵対するレベルの敵に対する壁役としては不足です。
修行あるのみですかね。
修学旅行終了後の刹那との修行も現実味を帯びてくるというものです(そうか?)
・・・極論してしまえば、2人とも素材十分、課題も何も、実戦経験積めば最強のペアになること請け合いです。
アスナに関して言えば魔法戦闘の基本を少し勉強する必要がありますが、それぐらいのものです。
この2人がメインなら、アクション方面もあまり心配なさそうです。

 修学旅行編は今週がクライマックス。
来週号で遂に完結でしょうか。
半年ぐらい旅行してた気分ですが多分気のせいでしょう(^^;
残りの日程、エヴァと茶々丸は参加するのか・・・密かな楽しみではあります。



チェックポイント

・「少し小利口にまとまりすぎだ」・・・策に溺れすぎだということでしょうか?
・魔力完全無効化能力・・・やはり服(防具)までは無効化及ばず(^^;
・もう・・・残ってるのはスカート一枚(汗)
・猿鬼、熊鬼・・・もはや刹那の敵ではない。
・「気持ちええだけやったわ」・・・いやいや、無事で何より。
・「キレーなハネ・・・・なんや天使みたいやなー」・・・うん、まさに。
・「身体に直接拳を入れられたのは・・・・初めてだよ」・・・数秒後にもう一度思いきり殴られるわけですが。
・「ウチのぼーやが世話になったようだな」・・・すっかりノリノリの保護者気分です。
・「烏族のハーフやったとは」・・・そうだったのか。>刹那
・「結界弾セットアップ」・・・科学の力。
・「火力が全てだ!!」・・・久々に思う存分自分の火力を披露できるとあってご満悦。
・「いいな!よーく見とけよ!」・・・不完全燃焼で負けたの根に持ってる(^^;
・150フィート四方・・・47メートル四方弱。
・「砕けろ」・・・アオリを見て「圧倒的ではないか我が軍は!」・・・というセリフが頭をよぎりました(何)

50時間目  52時間目  全話レビュー  トップページ

inserted by FC2 system