66時間目「雪の日の真実」


あらすじ

 そう、生命の危機に瀕したネギを救ったのは、未だ見ぬ父、ナギ・スプリングフィールドであった。

 化物にさえ化物扱いされるほど強力な父を見て、ネギは自らの願いの代償の大きさに恐怖し、逃亡する。

 そんなネギに、ナギは自分の到着が遅れたことを謝り、杖をわが子に託すのだった。

 一方、665号室には、場にすっかり馴染んでしまって、大事なことを忘れた犬っころが約一名・・・


評価

 ★★★☆


感想

このコメントって、Eメールでも送れるんですね。便利ですね。

 末コメントで攻めてみました。
まさかマガジンに巻末コメントのスペースができるとは・・・驚きです。
作家さん達も、露骨に戸惑っている様子なのが面白いです。

 て、中身に入りましょうか。
前回、ネギに迫った危機を救ったヒーローはやはり、あの男。
ナギ・スプリングフィールド。
63時間目でエヴァが言った、彼の得意とする連携技を使って目の前の敵を葬ると、その後は独壇場。
八方から迫る相手にも、格闘で対抗、そして、圧倒的な破壊力を持つ「雷の暴風」を見舞うと、敵部隊は壊滅。
まさに「最強の魔法使い」にふさわしい活躍でした。
いや、あまりにも敵との力の差がありすぎて、本当の力は欠片ほども見せていないのかもしれません。
ともかく彼は、公には死んだことになっている6年前から後でも、生きていることがはっきりとわかったのです。
今頃どこで、何してるんだか。

 いネギは、ナギの戦いを呆然と見つめるばかり。
彼のあまりの強さに、恐怖すら覚えます。
しかし、この恐怖には、別の意味合いがあります。
ネギ自身が後に語るように、「危険になったらお父さんが助けに来てくれる」と考えてしまったことに対する罪悪感から、生命の危険という恐怖とは別種の恐怖感を抱いてしまったようです。

 、肝心の「ネギが頑張る理由」は・・・よくわかりませんでした(^^;)
わからないこともないのですが、「ただもう一度父さんに会いたい」は、既にアスナに言っていることです。
6年前の出来事が怖くて、すごい勢いで勉強に打ち込むようになった、とも言っていますが、それも「なぜだか」です。
人生に理由など要らんのです。
つまりは、パートナーとしてアスナに、自分の原点を直に見てもらおうとしたと解釈するべきだったみたいです。
単純に私の勘違いでした(爆)

 局ネギは、アスナだけに話したつもりが、のどかのアーティファクトを通してみんなに筒抜け。
色々台無しですが(笑)、全員号泣。(チャチャゼロは論外)
エヴァが泣いてるのはきっと、ネギの意識の上にのどかのアーティファクトを通してとはいえ、ナギの生存が確認できたからでしょう。
そりゃあ協力したくもなります。
カモの戦力皮算用も、現実味を帯びてきたかも。

 タロー君はすっかり飼い慣ら・・・ゲフンゲフン、665号室に馴染むことができました。
千鶴さんも、単純な彼が扱いやすいらしく、すっかりオモチャです。
そんなコタロー君はちづ姉にホレかけてる様子。
夏美に釘を刺されてます。
それはいいとしてコタローよ、早よ思い出せや(笑)

魔封波ぢゃ

・ナギ・・・まあ何と言うか、教育上よろしくないほど強い(笑)
・が・・・やっぱりよくわからない奴であることには変わらず。
・ネギ逃亡・・・ただ逃げることしかできなかったあの頃。
・ネカネお姉ちゃん・・・やはり魔法は使える様子。
・あ・・・足砕けちゃった(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
・怪しい影・・・フェイトと関係があるような気がするのだけれども。
・封魔の瓶・・・炊飯器、ではない。
・スタンおじいちゃん・・・彼もナギのことが好きだった、はず。
・最期に・・・ナギに会えればよかったのに。
・「すまない・・・・ 来るのが遅すぎた・・・・」・・・そして邂逅へ。
・立ち向かうネギ・・・勇気と恐怖と戸惑いと。
・「石化は止めておいた」・・・砕けた足は、大丈夫だったんだろうか。
・「悪ぃな お前には何もしてやれなくて」・・・「・・・・もう時間がない」とコンボで、色々推論は可能。
・「なぜだかスゴイ勢いで勉強に打ち込むようになっちゃいました」・・・いい方向に転がったわけだ。
・「何よ またべんきょー?」・・・自分から言ったんでしょうが(^^;)
・「でも僕は今でも時々思うんです」・・・まあ、考えすぎ、だけど・・・
・「何言ってるのよ そんなことある訳ないじゃん!!」・・・いいフォローだ。
・が・・・「何よ あんな変な化物 バッカみたい!!」はもはや意味が通じてません(笑)
・「うわっ!!?」・・・結局全員が見た。
・「ううっ・・・・ ネギ君にそんな過去が・・」・・・人情話(?)は好き。
・協力・・・引く手数多。
・「いや・・まあ 私も協力してやらんこともないが・・・・」・・・ナギの話が絡むとこうなります。
・そもそも・・・エヴァに仲裁を頼んだネギに無理がある気が。
・つまり・・・もうどうにも止まらない、と。
・665号室・・・すっかり馴染んだ奇妙な居候。
・「お待ちかねのオシリにネギをいってみましょうか」・・・千鶴にとっての、お待ちかね。
・「ショックで記憶が戻るかも」・・・そう、ネギの記憶がね(マテ
・「冗談よ」・・・うーん(^^;)
・「わぁー 下脱がさんでーっ」・・・ナム・・・・
・「その傷・・・・」・・・ようやっと落ち着いた。
・「何か思い出すまでここでゆっくりしていいのよ 小太郎君」・・・この包容力は、さすが。
・しかし・・・ホレると怖いらしい。
・「いえっ 何でもっ」・・・何せ夏美が身をもって経験してるから(違)

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