7時間目「バカレンジャーと秘密の図書館島〜期末テスト大作戦その1〜」



あらすじ

やっと教師として、クラスにとけこむ事ができたネギ。
一方で、期末テストが近づき、学園長から、2−Aを期末テストで最下位から脱出させることができれば、正式な先生にしてあげる、ということを知らされる。

最近、勉強を頑張っていたあすなとは対照的に、ネギはすぐに魔法に頼ってしまう癖が抜けません。
そこをあすなに指摘されて反省したネギは、期末テストまでの3日間、自らの魔法を封印することにします。

あすなを含むバカレンジャーズは、テストで悪い点を取ったら小学校からやり直しという噂に踊らされ、頭が良くなる魔法の本を求めて、真帆良学園の巨大な図書館である図書館島への探検を、魔法を封印したとは知らずにあすなが連れてきたネギも一緒に、敢行するのでした。



評価

★★★



詳察

表紙はしずな先生と雪広あやかのゴージャスな2ショット。
ついにしずな先生の苗字が判明。
”源”しずなです。
某しずかちゃんと一文字違いですね。
バストは99センチだそうで・・・さすがです。
煙草のケムリが嫌いというのはいやはや・・・なんともアレですな。
高畑先生がいつもタバコを吸っているのが思い出されます。
いや、だからどうしたと言われても困りますが(^^;

一方のあやかは、好きなものはネギ先生、花、そして、純粋無垢な少年(←これもネギの事だよなぁ)となっています。
そして、雪広財閥の次女。
次女、というのがポイントです。
ゴージャスな(?)姉の登場が個人的には期待されます。
ちなみに、嫌いなものは、暴力的で無法者な人。
当然あすなはこれに該当します(笑)。

さ、そろそろ内容に入りましょう。
いつもの授業の風景。
相変わらずネギに当てられないように目をそらす春日美空と鳴滝風香は笑えます。

しずな先生は学園長にネギの授業の様子を報告します。
「とても10歳とは思えませんわ」と言うしずなの談はある意味では正しいです。
だって本当は満9歳だし。
ついでに学園長はしずな先生に堂々とセクハラをしてます。
しっかりしずな先生に制裁を受けてますが(笑)。

そして今回、学園長の本名が判明。
その名も、近衛近右衛門。
近衛木乃香が「このこの」と呼ばれるぐらいだから、その祖父だって「このこの」で略してみたくなるのが人情。
よって、「このえこのえもん」と呼ぶことにしておきます。

学園長から「2−Aを期末テストで最下位脱出させたら、正式に教員にしてあげる」という指令書をもらい、大・勉強会を開催するネギ。
ネギの、ちょっぴり利己的な側面が顔を覗かせます。
誰しも利己的な面はあるものです。

ここで、2−Aの学年の中で見たテスト順位が明らかになります。
せっかくだから、上から順に並べちゃいましょう。
  1.超鈴音
  2.葉加瀬聡美
  4.雪広あやか
 21.宮崎のどか
 80.朝倉和美
100.近衛木乃香
120.那波千鶴
280.鳴滝風香
310.鳴滝史伽
360.和泉亜子
380.春日美空
    四葉五月
390.早乙女ハルナ
400.村上夏美
430.龍宮真名
440.椎名桜子
450.大河内アキラ
460.明石裕奈
475.長谷川千雨
490.柿崎美砂
    釘宮円
520.絡繰茶々丸
    Evangeline.A.K.McDowell
    桜咲刹那
540.Zazie Rainyd
660.綾瀬夕映
680.古菲
690.長瀬楓
700.佐々木まき絵
    神楽坂明日菜
順位は、はっきりしているもの以外は、私の目測です。
このクラス、上下の差がはっきりとしています。
150〜250位までに、一人も入っていません。
まさに、これぞ個性です。
意外だったのは、まき絵と明日菜の差がほとんどないということ。
イメージ的に、明日菜がぶっちぎりの最下位だと思っていたのですが、明日菜よりも強力なバカが真帆良中学校には若干数いるようです(笑)。
エヴァと茶々丸が同順位ということなど、他にも気になる点がありますが、ここから先は想像の世界ですね。
ちなみに私の想像では、まき絵の頭脳はあまりの読者人気によって下方修正されたものと思われます。
全く、しょうもない想像をする男です、私は(笑)。

さて、本題に戻りましょう。
勉強会を開いていたにもかかわらず、野球拳をして遊んでる2−Aメンバーを見て、ちょっぴり絶望したネギは、3日間だけとても頭がよくなる禁断の魔法を生徒達にかけようとします。
しかも、副作用で一ヶ月ほどパーになるというリスクを知っておきながら、です。
ここでも、ネギの利己的な一面が顔を出してしまいます。
さらに、すぐに魔法に頼ってしまうという面も露呈してしまいます。

しかし、あすなに諭されて反省したネギ。
魔法に頼りすぎていた自分を戒めるために、テストまでの3日間、魔法を封印することにします。
そして、しっかりと教師として生徒に接することを決意するのです。

一方で、期末テストで最下位のクラスは解散という噂が木乃香から広がります。
さらには、特に悪かった人は小学生からやり直しという尾ひれまでついてきます。
これに危機感を間を覚えたバカレンジャーたち。
抹茶コーラ(!?)を大浴場で飲む夕映の提案で、読めば頭がよくなるという「魔法の本」を手に入れるため、図書館島への探検をすることにします。
ネギの魔法をアテにしたあすなは、ネギが魔法を封印したとは露ほども知らずに、バカレンジャーにネギ、地下連絡員(のどか、ハルナ)とシェルパ(このか)を従えて、図書館島へと突入していくのでした。

さて、シェルパとは何か。
これを疑問に感じたのはきっと私だけではないはずです・・・・よね(笑)?
そこで調べてみました。

シェルパ(族) (Sherpa)
ネパール東部に住むボーチャ族(Bhotia)の一部族。
ジャガいも・大麦などの畑作農耕、山羊の移牧とチベット・ネパール間の仲介交易に従事。
また、登山隊の案内人・荷役人としても活躍。
言語はチベット―ビルマ語系に属し、宗教はチベット仏教。
(広辞苑より抜粋)

太字部分が、今回の意味として適用されるでしょう。
まったく、勉強になりましたね、ハイ。

今回の評価に関してですが、三ツ星ということで、少し低めです。
それは、ネギの利己的な一面が気に入らなかったという、極めて個人的な理由だったりします。
前回までの前後編に続いて、今回はそれを越える長編となりそうです。
次回からは、もっと楽しくなることを期待してもよさそうです。

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